ウィンダム・ヒルの掲示板

 ポール・ウィンターといえば、ホワイトハウスで初めてジャズ・バンドとして演奏し、フィル・ラモーンがプロデュースした『ROAD』(1970)がアポロ15号で月に運ばれて、そのアルバムの2曲がクレーターに命名(“Ghost Beads”と“Icarus”)された、などといった話題ばかりが先行している感もありますが、やはり彼の場合は、ザトウクジラや狼など、様々な自然界との共演による、自然の音を取り入れたアルバムを数々リリースしていることの方が私にとっては興味深いアーティストです。
 一時期ウィンダム・ヒル傘下に入っていた時期もありますが、現在はウィンダム・ヒルを離れています。そうした時期と重なるようにして、チェリストのユージン・フリーゼンがスコット・コッスとチェロとピアノというクラシカルなスタイルでアルバム『REUNION』を制作しています。
↓2005年5月来日の時のチラシ↓
 数年前、九段下のホテルでリビング・ミュージック・ジャパンの宮本様の計らいでお会いすることができ、僕の撮った写真を数枚(滝)をプレゼントすると、その写真を耳に当て「この滝の音が聴きたい」と言ってくれました。その清らかな滝に流れる澄んだ水のように真っ青なポールの瞳が特に印象的で、彼の奏でる音楽は純粋な眼差しによって生まれるのだなと実感しました。
 余談ですが、写真のお礼にと、まだリリース前の『SPANISH ANGEL』(1993)をメッセージつきでプレゼントしていただき、更に池袋のコンサートに招待してくれました(ユージン・フリーゼンとも会えたのだ〜)。
ユージン・フリーゼンのサイン ポールからの嬉しいメッセージつきサイン

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