Photo by Toshiharu Minagawa. |
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01.Layover 02.The Happy Couple 03.Eleven Small Roaches 04.The Funky Avocado 05.Baby Toes 06.Breakfast In The Field 07.Two Days Old 08.Peg Leg Speed King 09.The Unexpected Visitor 10.Silent Anticipations 11.Lenono |
ギターのチューニングを思わせるオープニング。ビートルズの“Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band”や、イエスの“You And I”の出だしを思わせます。そして、その後に続く「何か」が始まる予感を抱かせてくれます。 オーバーダビングはしていないというクレジット(This was recorded without overdubs...)を目にしていても、このアルバムから聞こえてくる音は、未だに信じられないし、アッカーマンが“It's a magic !”と叫んだのも無理はなく、何度聞き返しても新鮮なアルバムです。とかくマイケルの奏法に目(耳)を奪われてしまいますが、その演奏を余すところなく録りきったプロデューサー、つまりアッカーマンの仕事にも注目したいアルバムです。 シンプルな曲ほど「どうやって弾いてるの?」と思って聴いてしまいますが、この1stアルバムから子弟の関係にあるマイケル・マンリングとのファンキーでロック寄りな掛け合い(4、5)を体験することができます。“The Funky Avocado”のまさにファンキーな絡みは、お互いのミュージシャンシップの高さがデビューアルバムから発揮されていることでしょう。マンリングの歌うようなメロディをサポートするマイケル。ライヴでは独演中にローリング・ストーンズの“Miss You”などを織り込ませたりして、変幻自在の演奏を披露してくれます。 私は3曲目の“Eleven Small Roaches(11匹の小さなはや)”という印象派的なタイトルが好きなのですが、1987年に【サンタベアの小さな大冒険】の中で“11匹の仔熊”と改題してレコーディングをし直していますが、本人にとっても、よほどのお気に入りなのでしょうか。 |
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*Rabbit Earsより。**Open Airより。 |